年収300万円、掃除夫の僕が1億円貯めた方法 書評

年収300万円、掃除夫の僕が1億円貯めた方法年収300万円、掃除夫の僕が1億円貯めた方法
(2013/06/26)
www9945

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投資本と言ういより、著者の投資半生を書き綴った投資録と言った感じ。
これをまねても儲かるわけではない



この本の書評

この本はデイトレードやスイングトレードといった短期売買では無く
バリュー投資やグロース投資といった中長期の投資方法を中心として
著者が億り人になるまでの投資録と言った感じか。

1章から3章までは著者の投資半生の回想録の様なものが綴られているが
はっきり言って著者の人間性は最低と言わざるを得ない
1章のナンバーワン営業マンのプレッシャーなどと言っておきながら
読んでいくと、適当な営業でサボってばかりだがなぜか成績はトップだとかほざいている。
その後苦しみを味わう事になるとかどうとかタラタラ書かれているが
結局の所、こんなめんどくさい仕事をさっさと辞めて株で食っていきたいが自分の思う通りに行かなくて
イライラしていた、もしくはふて腐れていただけだという事が判る内容。

最初の納豆メーカーを止めた後、株で食っていこうにも上手くいかず
結局親戚の清掃業会社に面倒を見てもらい挙句の果てには
その清掃業も嫌になって、父親に車で迎えに来てもらい気晴らしに旅行に出かけるなどと言う
甘えっぷりだ。


以下本書から引用
2章64~66ページ

資産5000万円の虚無感、そして失踪

仕事がつまらない。専業投資家としてやっていけるのではないか。
そんな思いが心に芽生えてくると、とたんに労働意欲が失われていった。

          ~長いので省略~

翌日、父親と2人で旅行する事になった。まだ脱力感は抜けておらず、行きたくはなかったが
強く勧める父親の誘いを振りくる気力も無かった。
男2人の車中、父親にハンドルを任せ、私はずっと泣いていた。昨日のこと、上司のあたたかさ
今までにかけたさまざまな迷惑とそれを許してくれた人たちの事を思い出しながら。

父親は普段の生活とは似つかない高級旅館へと車を進め、一泊した。
翌日には気力が回復していた。
この時の事は今でも感謝している。あのままならきっと今頃は社内うつで休職か退職していただろう
とはいえ、ハンカチで涙をふく反対の手では携帯電話で株価をチェックしていたのだから、
自分も図太い。




はっ??
あのままなら社内うつになっていた??
アホを言っちゃいけません。
社内うつになるほど追い込まれてる人間が携帯電話で株価をチェックするか?
最後に自分も図太いって言ってるではないか。

本当に人様に迷惑をかけた、感謝してるというなら
カイジの兵藤会長ではないが焼き土下座ぐらいしろと言いたい
勝手に最初の納豆メーカーも辞めて今度は清掃会社もめんどくさい、株で儲けたいから
めんどくさくなってきた会社に対して無断欠勤で駄々をこねる。
最低だ。

目次を読んでいても判るが
上がる成績、汚れていく自分だとか、兎に角鼻につく。
あんたは綺麗な心を持った聖人か何かだと思ってるのだろうか。
あなたは端から汚れてるから心配ない。
やはり株で億り人になる人って言うのは性格が歪んでる人が多いと実感した。
はっきり言って著者は人様に温情ばかり求めるくせに、他者に対しては冷たい
自己顕示欲と自己欺瞞に満ちた薄情な人間だという事が読んでいけば分かる。
著者のブログにこんな事が書かれていた↓

著者のブログからの引用

お話しすることは、街角ウオッチです。つくづく思うのですが、「人のいない地方に政府予算をつぎ込んでも効率が悪い。人が多い都市部につぎ込む方が乗数効果を呼ぶのに。都市の繁華街を活性化させる方が雇用促進に貢献するのではないか?」という点です。

株で言うと、お金の流れている方に資金を投入すれば、より投資効率が高いという当たり前の原則が忘れられているような気がします。

http://plaza.rakuten.co.jp/www9945/diary/201308100000/



はい、結局は著者自身も地方出身でありながらこういう事を言うこと自体がひとでなしなんです。
都心の方が乗数効果も高いし地方は無駄なので、じゃ、地方は滅びなさいと。
著者の理屈だと東北地方は田舎だからあんなものに復興予算だの公共事業で強靭化だのやっても
乗数効果で無駄になるから都心の安全性の強化のために公共事業はやった方が良い、まあ、田舎はカネの無駄だから打ち捨てればよいと聞こえてならないのだが。

藤井聡内閣参与が聞いたらブチ切れるでしょうな~。
人の命や人生を乗数効果などと言う理論で切り捨てるんですかと。
ほんと絵に描いた様な偽善者ですね。
表面では感謝と言っていながら文面を読んでいくとかなり冷血な人間性を感じるのは自分だけでしょうか。
投資と国家の運営を同列に考えるのは明らかな間違いだ。
経営と国家運営は一緒と言ってるどこぞのブラック企業の社長と変わらないのではないか。

本を出すなら投資の勉強ばかりでなく、日本語の勉強もしましょうね、と言いたい。
本人は悪気が無く言ってるのなら重症だ。
いくら利殖に長けていても政治経済はからっきしダメ、もしくはトンデモと言うのがトレーダーや投資家など
金融関係の人種には多い。

そして、4章~6章は著者の投資法がざっくり(あくまでも大まかだ)解説説明されている。

投資法の中で疑問不自然に思った点が一つある。
配当利回り狙いの投資手法でのスクリーニングの解説で
株主資本比率が40%以上が望ましいと本書では書かれているが
別の書籍「稼ぐ人の株投資 億越えの方程式」では、株主資本比率は50%と解説している
銘柄選定においてこういう基準というのはそんなにあやふやでルーズでいいものなのだろうか?

詳しい解説も書かれてないし、どうして選定基準が本によって変わるのか理解できない。
そういう意味でやはり著者の投資法のあくまでも概要だけで本質の部分はブラックボックスの部分が
あるのではないかと勘繰りざるを得ない。
あくまでもバリュー投資の成功例として参考程度に留めておくべきだと自分は感じた。

武田信玄も言っているが、同じ質問を3回して同じ答えが返ってこなければその者はうそつきだという
名言格言がある。
著者が嘘つきかどうかは判断しかねるが少なくともいい加減ではあるなと
1~3章を読んでいれば感じざるをえない。

別の投資本に書いてあったが世に出る手法はもうすでに使えなくなった手法である可能性が高いという事を思い出した。
結局は株価も高止まり状態(2013年9月現在)であり、バリュー投資としては時期も悪いし今すぐに
できる投資法では無いと感じる。その上でこういう本が出るという事は
著者自身も自分の編み出した手法を餌にもうひと儲けと言う考えが透けて見える。
投資で儲けて、さらに手法の公開やセミナー、で儲ける。
著者もなかなか感謝だとか言いながらしたたかで油断ならない人間だと読んでいて思った。

本書の項で週刊誌でわかる相場の天井シグナルという項目があるがP127⑥で

通勤途中のコンビニで週刊誌の袋とじを必死になって見ようとしている欲ボケサラリーマン
などと罵っているが
あなたも社会人として大概だと思うのだが・・・。
他にもカラ売りの様なさもしい行為云々、イチイチ文章が癇に障る文章表現が多々見られる。
私に言わせれば本書の様な書籍が世に出回る頃というのは一相場終わる相場末期のシグナルだと
いいたくなる。

本書を総括するとあくまでもこの本だけで投資を始めようとか、思ってはいけないし
これが絶対ではない。当たり前だが。
こういう投資関連の本は100項目があれば1つや2つためになる部分があればおんの字ぐらいの気持ちで
読まなければいけないという事だ。
バリュー投資の成功例を知りたいというのであれば、本書はそれなりの価値はある。
だが詳しく知りたいのなら他のバリュー投資関連の本を読まなければダメだと感じる。
本の内容のわりには結構高めの値段設定。興味のある方、成功者の人生を垣間見てみたいと思う方には
それなりの価値はあると思うが自分には星一つが限界だ。

厳しい書評になってしまったが著者が思う所があるのなら、こういう煽る様な文面は慎んでほしいと
私は感じた。



点数20点



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