スポンサーサイト
- Day:--.--.-- --:--
- Cat:スポンサー広告
新しい記事を書く事で広告が消せます。
保守思想の視点から現代の社会や日本人の思考を読み解き、日本的保守思想を探求する日記。時事やニュース、巷のブログについても考察批評していきます
【東田剛】これって、ギャグですか
投稿日:2013/10/23 作成者: taniguchi
FROM 東田剛
————————————————————–
●韓国が五輪招致を妨害した本当の理由とは?
三橋の無料音声を公開中
⇒ http://www.keieikagakupub.com/sp/38NEWS_SAMPLE_OLYMPIC/index_mag_sl.php
————————————————————–
特区諮問会議について書こうかと思ったら、三橋さんに先を越されました。
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11646880828.html
(それにしても、これは酷い。悲観予測で悪名高い私ですらも、
この政権がここまで墜ちていたとは思いませんでした。)
そこで話題を変えて、笑えるネタを。
西川公也TPP対策委員長が、農産物の関税撤廃の対象検討について、(参院選公約政策集で、重要5分野を守るとしていたが)「方針転換ではない」と強調し、「これだけは守り抜くという『レッドライン』を示し政府に守らせる」と述べたそうです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131021-00000077-san-bus_all
これには泣いて笑いました。
選挙の時の公約破っておいて、レッドラインを示すだって!
<参考>
http://ameblo.jp/64152966/image-11492378667-12461244842.html
もっと笑えるのは、そもそも「レッドライン」って、オバマが最近使って大失敗した台詞です。
オバマは、昨年、化学兵器の使用をシリアに対する軍事介入の「レッドライン」だと宣言しました。
しかし、オバマには、本気で軍事介入をする気はありませんでした。
今年4月に、シリアで化学兵器が使用された疑惑が持ち上がりましたが、アメリカは動きませんでした。
レッドラインが破られたのを、無視したのです。
すると8月には、また化学兵器が使用されたので、オバマは、いやいや限定的な軍事介入を決断しましたが、議会や世論の支持を得るのに手こずりました。米国国民は、もう戦争は嫌なのです。
挙げ句の果てに、オバマは「軍事介入以外に手段はない」と言っていたのに、ロシアの外交的解決案にあっさり乗ったので、アメリカの威信は地に墜ちました。
今や「レッドライン」というのは、こけおどしや守れもしない約束を意味するジョークなのです。
アメリカは、シリア以外にも、イラン核開発問題やエジプトの政情不安など、中東に山ほど爆弾を抱えています。
9月24日、オバマは国連で演説しましたが、アメリカだけでは中東問題に対処できないとか、武力で民主化支援はしないといった内容だったので、アメリカの新聞各紙は、
弱腰だとこき下ろしました。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131008/amr13100809130001-n1.htm
しかも、オバマの国連演説は、ほぼ全部、中東・北アフリカに関するもので、アジアはまったく出てきませんでした。
http://articles.washingtonpost.com/2013-09-24/politics/42340329_1_challenges-war-u-n-general-assembly
今のアメリカには、中東とアジアの両方に関与する力はありません。
つまり、オバマ政権の「アジア重視戦略」は頓挫したということです。
http://jp.reuters.com/article/jp_column/idJPTYE98Q04T20130927?sp=true
先般のオバマのAPEC欠席も、政府閉鎖問題のせいだけではありません。アジアの優先順位が落ちたのです。
おかげで、APECは、中国の独壇場でした。
http://www.nytimes.com/2013/10/08/world/asia/asia-pacific-economic-cooperation-summit.html?_r=0
おまけに、上限債務問題では、アメリカは世界経済を守るどころか、壊すところでした。
世界をリードするどころが、G20の声明で「どうにかしろ」と批判される始末です。
http://www.newsweekjapan.jp/headlines/business/2013/10/111706.php?&sa=U&ei=L0hdUqf6KqbqiQLmhIDQAg&ved=0CCkQFjAE&usg=AFQjCNEVQHcFJUBNUcP3fhS1b5uPeXVMow
しかも、その危機を引き起こしたのは、他ならぬアメリカの民主主義なんで、シャレにもなってません。
アメリカの上限債務問題は先送りされただけだし、歳出自動削減問題も残っています。当然、軍事費も渋ちんになる。
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304134704579142293027467118.html
これじゃあ、どう考えても、アメリカが尖閣を守るために中国と戦争するはずないですね。
世界中が、凋落したアメリカの体たらくに、うんざりしています。
まさにブレマー君の言う「Gゼロ」です。
http://jp.reuters.com/article/jp_column/idJPTYE99I00L20131019?sp=true
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM18047_Y3A011C1000000/
そんな中、ハーマン・カーン賞受賞者は「これからの、インド・太平洋の世紀を、日本と米国は一緒になって、引っ張っていくべきであると私は信じております。目指すのは、自由、民主主義、人権、そしてルールに基づく秩序を尊ぶ世紀です。TPPとは、その背骨をなすものです」と宣言し、外交ごっこと改革ごっこに明け暮れています。
きっと、頭の中が、2006年で時間が止まったままなんですね。
<参考>
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2013/10/09/korekiyo-65/
そして、西川先生は、アメリカに対して「レッドライン」を示すって。
これは、ギャグです。ギャグのはずです!
PS
時代の先を見抜く確かな眼を養いましょう。
http://chokumaga.com/magazine/?mid=124
PPS
天才コールリッジの予言が凄い!
http://amzn.to/15o1Rit
大友克洋『アキラ』の予言も凄い!
http://amzn.to/151Cl2s
本物の保守政治家の肉声が凄い!
http://amzn.to/1b8ngUK
PPS
特区を使った規制緩和で韓国はとんでもないことに。
もしあなたが世界の流れを的確にウォッチしたいなら、、、
http://keieikagakupub.com/lp/mitsuhashi/38NEWS_video.php
三橋貴明の「新」日本経済新聞 http://www.mitsuhashitakaaki.net/2013/10/23/korekiyo-67/