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反動世代 日本の政治を取り戻す  書評

反動世代―日本の政治を取り戻す反動世代―日本の政治を取り戻す
(2013/06/28)
中野 剛志、三橋 貴明 他

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四者四様の交錯する思想と理論 新たなる世代

中野氏、三橋氏、柴山氏、施氏4人の思想や印象を例えていくと

中野氏、

保守というより国民社会主義的な思想。
ナショナルソーシャリズムが中野氏の思想の根底だろう

乱暴で煽るような表現や言動が多いが、見かけによらず繊細で緻密で
いつも言うように狡猾でしたたか。
私としては以前は中野氏の言論には魅力を感じていたが煽るような表現や手段を択ばない嘘を交えたレトリックに
辟易したこともあってこの言論人は違うと自分は判断して距離を置いた。
またあとで述べるが三橋貴明とつるんでいるという点で不信感しかないというのもある。

三橋氏、

扇動家、活動家の側面が強く、オポチュニズム的な思想形態であり、
自分ははっきり言って合わないし嫌いである。
昨今の安倍政権擁護からの変節と狡さ、言葉の軽さが好きになれないし、自分の信義を重んずるものの考え方には合わない
書評なのでここでの批判は避けるが、自分の中では眼中に無い人物であり、個別の政策では共通する部分もあるが、どちらかというと批判の対象である。

柴山氏、

歴史学の観点からの経済学、そして新古典派経済学やマルクス経済学ではなく、
ケインズ経済学の研究者として自分は認識している。
机上の空論、実態からかけ離れた数理モデル前提の経済学ではなく、人間の生存や生活に根差した実践経済学を主としている。
西部門下の弟子は数多いが自分は中野氏や藤井聡氏より、柴山氏や佐藤健志氏のほうが好感が持てる

一言で言えば、思慮深く、重厚な深い考察を氏からは感じる。
西部氏の後継者は自分は柴山氏のような気がするのである。

施氏、

ナショナルリベラリズム思想を主とし、マイケル・サンデルなどの共同体主義にも影響を受けている。
自分はサンデル氏のこれからの正義の話をしようを読んだが自分は共同体主義者ではなく
やっぱり個人主義的思想が強うのだろうと思えたのだ。
確かに共同体による相互互助や公助、共助というもは必要ではあるが、やはり自分は自助というものがなければ
始まらないとも思ってしまうのである。

施氏の印象は物腰や言動に似合わず、中野氏が言うように、良い意味で過激、豪胆。
本人は懐古主義的なのだと言っているが、自分はその懐古主義が今、時代が求めているものだと思うのである。


今の日本を穿つ反動思想 交差し重なり合う四者の主張


一見バラバラに思える4人の言論人であるが、4にに共通するのは
戦後従来型の左翼思想でもなく、右翼思想でもなく、また、世間一般のリベラリズムや保守でもない。

また四者とも反グローバリズム、反新自由主義、反構造改革論者であるという点だ。

戦後の日本の言論空間のほうが異常であり、反動世代とタイトルはなっているが至極まっとうな理論を展開しているだけである。



本書読んでの苦言や感想を言えば確かに読みやすいが物足りなさも感じる。
今後、追いかけていきたい、もっと深く知りたいと思うのは柴山氏や施氏だ。
自分は心のどこかで所詮思想や言論などその時代時代でうつろうもので、福田恆存が言うようにむなしいものだと思う。
自分の血肉となるような思想を自分は求めているので、信用や信頼というより言論人の理論や考え方を利用するという立場なのである。

何とも私はやはり客観的でドライな人間なんだろうな~と。
思想的にも小林秀雄より福田恆存。
カール・ポパーの反証哲学や無謬性についての考察、ハンティントン、ケネス・ウォルツ、カント、実存主義などに興味がわくのである。
だからプラグマティックな理論や非現実的な理想論などは自分は興味が沸かないのである
自分はあくまでも現実主義が性に合ってるし個人主義的なのだとつくづく感じてしまう時がある。

自分は未来がどうなろうがあまり興味はないのかもしれない。今現在の自分の生活とライフスタイルが守れて
懐かしい懐古趣味的なのかもしれないが過去の記憶に浸れるような人生があれば良いと思うのである。
だから、私は自分のライフスタイルを脅かすような政策や思想に本能的に必然に迫られるという意味で反対しているのかもしれないのだ。
だから、サヨクや新自由主義者のような自分の主義主張、欲望や利権のためなら国家や共同体の破壊も厭わずというような無分別で愚かな行為には眉を顰め、嫌悪するしかないのである。

そういう意味において、自分も彼らの放つ怪しくも反動と世で呼ばれる理論や思想に魅力を感じるのかもしれない。

最後に、アクの強い個性的な四者のインタビューをまとめ、一つの本に仕上げた森健氏に敬意と謝辞を申し述べたい。
歯に絹着せぬ四者の印象を綴っており、各人各々感じる疑問点や問題点もえぐり出し、批判と批評を兼ね備えた良い本になっている。

問題点はやはり各言論人の思想の表層的な部分を説明解説した案内書という感じであり
各言論人についてもっと深く知りたいのならばさらに本を買う必要があるという事だ。
初心者向け入門者向けの書籍だと自分は感じた。
自分が知りたい思想や知識、自分の考え傾倒する思想や主義が固まってる人にはあてが外れたり、もの足りなさを感じるかもしれないという点を付け加えておく。


点数 50点



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